りんごの青

明日は明日で、昨日は昨日(還暦過ぎた女の暮らし)

被害者も悪い理論

身体がコンニャクだ
夕食後、カーペット上でゴロゴロする
黒のTシャツを着ていたところ、胸の谷間あたりに、歯磨き粉を零していた
「ばあさん、もうちょっとシャキッとできんか?」と言われた

春だわ
だるいわああああああああ
コンニャクを立てようとするとどうなる?
パタンと折れる

ジャニーズの性被害
「ジャニーさんが亡くなってから、そんなん言ってくるのはおかしい、反論できないし、そもそも訴えた方にも問題がある、売れたいから、相手したのは自分やろ」という意見が思いのほか多い
性被害に遭った女性に対し「女性側にも問題があったはず」と言う人もいる
日本人に多いとされる「被害者も悪い理論」

心理学的には「公正世界仮説」と結びつく、とのこと

世界は公平であり、努力は必ず報われる
良い行為は良い結果を生む、一方悪いことをすれば報いを受ける
しかし現実は必ずしもそうではない

心の平穏を保つために、不幸にあった人=悪いことをした人、と思いこもうとする
人は原因と結果が明らかになれば安心する
被害者には落ち度があって欲しいのだ

悪いことをしたら、悪いことが起こる
不幸に見舞われたのは、悪いことをしたからだ

自分は公明正大であると自認する人ほど陥りやすい心理
不幸な人を見れば、その人の落ち度を探す
落ち度があって欲しいと願いながら

真に公明正大な人ってどこかにいるんだろうか