りんごの青

明日は明日で、昨日は昨日(還暦過ぎた女の暮らし)

葬式のかたち

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カロライナジャスミンがこんなことになっていた
倒れているだけで、折れてはないので何とか元通りにはなるだろうけど、この台風の風は酷かった
南側ベランダの物干しも一部壊れていたし、近所には窓ガラスが破損した車があった

事務所の隣の家のトタンが飛んで、事務所の駐車場に置いてあった自転車に落下してしまっていた

台風が去って空気は秋
今週末はお彼岸で、暫くしたら金木犀が咲き匂い、肌寒い日がやって来る

同級生のお父様が亡くなった
先に火葬にし、骨葬という形で、別れの会の形式を取ったそうだ
数か月前に、お父様はもう長くないと言われており、同級生自身も医者なので、おおよその時期は察して覚悟を決めていたのだろう
長くないと悟った時点で、お父様の30分ほどのスライドショーを作成しており、それを見ながら家族と近くに住んでいる親戚が集い故人を偲んだとのこと
宗教を絡めなかったので、時間的な余裕があったとも

同級生は地域に密着し、積極的に往診をして、患者さんたちに寄り添う良い医者である
高校の時からおおらかで明るく、誠実で、優しい人柄は変わらない
彼らしい弔いだと思う

コロナだし、台風が来ていたし、という理由もあっただろうけど、そういうお葬式の形を取るのもいいね

私はどんなお葬式にしてもらってもいいんだけどね
ただ1点、簡素でいいよと、娘たちには伝えておこう
あとのことは娘たちの心情とセンスにお任せだわ