りんごの青

明日は明日で、昨日は昨日(還暦過ぎた女の暮らし)

帯状疱疹とひ孫の写真

はるちゃん(母)が帯状疱疹になった。

2週間くらい前、「肩甲骨あたりを虫に刺された、痛い」と言いながら、背中を見せようとしたので、「この時期、背中を虫に刺されるかなあ?」と言うと、「この前、桜の木の下で掃除してたときに刺された気がする」と言う。右の肩甲骨辺りに赤く発疹ができていた。数日経っても治らず、痛みが増して「キリキリ痛い」と。

皮膚科に連れて行く。「帯状疱疹」と診断される。

私は顔(おでこ)と背中にできたことがある。いずれも軽症。たくちゃんは10年くらい前におでこから目に辺りにかけて発疹が出て、即入院、点滴だった。目の辺りにできると失明する恐れがあるとか。毎日、毎回、看護婦さんが来るたびに「痛いでしょう?だいじょうぶですか?」と尋ねてくるものの、本人は全く痛みを感じなかったらしい。

はるちゃんは相当痛がっている。我慢強い人であるので、大げさではなくかなり痛いのだろう。ただ「生きててもしょうーがない」などと言い始めたのはいつものこと。

しょーがないから娘たちにも知らせる。「みてね」に子どもたちの写真をたくさん上げてもらう。はるちゃんはひ孫たちの写真を見るのが大好きなのだ。それらを見て、はるちゃんの顔は満面の笑み。娘たち、ありがとう。写真を見ることで生きる希望が得られるなら結構なことである。

そんな祖母思いの娘たち。今日は長女の誕生日。35歳になった。感慨深い。