りんごの青

明日は明日で、昨日は昨日(還暦過ぎた女の暮らし)

四国事情

どうしても観たい映画があった。しかしわが県での上映がない。なんなら四国4県どこもない。近隣での上映は神戸、大阪。

ところで、例えば四国内の松山や高知で上映があったとしても、それはそれでものすごく遠い。四国って真ん中にド~ンっと高い山脈があるもんで(剣山とか石鎚山とか)、加えてわが県に限っては電車もなく(県庁所在地であっても汽車が1時間に1本程度)、もちろん新幹線開通など夢のまた夢であり、なんなら高速道路開通も近年のことである。西(愛媛県)に向かう高速道路は未だ対面通行(中央分離帯がない)の箇所も多い。

まあそれはそれ。ということで、大坂のステーションシネマまで出かけることになった。

で、1週間ほど前に高速バスの予約をした・・つもりでいたところ、前日チケットを印刷しようとして、決済するのを忘れていてキャンセルになっていることが発覚。なんてこった。

連休だったし、行きの高速バスは既に満席(全て指定席)。普通の感覚(わが県以外の人たち)なら、電車に乗るのに予約なんか必要ない(指定席は例外として)が、ここは四国。わが県から本州に渡る電車はない。「香川―岡山」はあるよ。でもわが県⇒香川県⇒岡山県⇒兵庫県⇒大阪府だとめっちゃ時間も費用もかかる。

まあいいや。それはそれ。

本州に渡る高速バスが満席なら自走するしかない・・ないが、淡路島の長い高速道を走るのはなあ。若い頃のたくちゃんだったらどこまでも走ったんだが、無理はさせられない。

そうなると航路だ。南海フェリーで「和歌山港⇒和歌山⇒なんば」コースしかない。高速バスに比べて、時間は1時間長く、費用は1000円安い。

久しぶりのフェリーは思ったよりも混んでいた。うちらの若い頃のフェリーは混み混みだったので、少しでも空いてる場所があれば無理くり突入し、ゴロンと横になる。寝ている間に、後から入ってきた人の足が目の前にあったりした。懐かしの古き良き昭和の思い出である。

今の若い人は慣れてないのか、ずっと立ってる人もいた。知らない人を横目に寝っ転がるなんてことはできないんだろう。

大坂日帰り映画鑑賞旅。
久しぶりの船旅&映画「ぼくとパパ、週末の約束」を満喫した連休だった。

 

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和歌山港⇒なんば サザン

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